湊かなえ『人間標本』ドラマ版感想|美しすぎる「狂気」と、親子の「愛」の境界線

にゃん吉日記

Amazonプライムの予告からとても楽しみにしていました。

楽しみ、という一言の表現で書いてしまいましたが、色んな感情が渦巻いてる『楽しみ』です。

まず、湊かなえ先生の作品だから、『告白』の様に、見終わった後はズドーンという衝撃の展開に違いないだろう。

そして、題で悟ってしまうとうか、人間が標本にされるのね💦

しかも西島秀俊さんがお父さん役であり、主役!

息子さんが染五郎さん!

どちらもとても美しい〜✨✨

青いテーマカラーがとても似合っていて、美しさを更に際立たせています🥹

西島さん大好きで、特に中山美穂さんとの映画、『さよならいつか』はDVD📀も持ってるくらいなんです〜!

なので、怖いそうだけど見たい!絶対に‼️という気持ちで待っていました。


実際に鑑賞すると…📺

😱 映像美と、容赦ない「狂気」の世界✨

物語の内容は、まさに「人間標本」というタイトルの通り。

美しくも恐ろしい映像が続き、視聴している間はずっと心臓がバクバクしていました。

衝撃的な展開が多いので、怖いのが苦手な方は注意が必要かもしれませんが、この引き込まれる感覚は、今のドラマではなかなか味わえないものだと思います。

💭 視聴後の余韻

全話を2日間で一気に観てしまいましたが、終わった後もしばらくは独特の余韻から抜け出せませんでした。

「親子愛とは何か?」「芸術とは何か?」そんな深いテーマを突きつけられたような気がします。

Amazonプライムに加入しているなら、ぜひ一度この衝撃を体感してほしいです!

人間標本 (角川文庫)
イヤミスの女王、新たなる覚醒人間も一番美しい時に標本にできればいいのにな――。ひどく損壊された6人の少年の遺体が発見され...


以下、ネタバレありの、主婦の感想です😅💦

最初から、度肝を抜かれる『標本』‼️

見惚れる程に美しい、でも残酷な『少年達の標本』

標本になったみんなのポーズも色々あって、何かそのポーズに隠された意図があるのか?

まず全体的に美しいところから、だんだんと、肌に近づいていって、

ああ、眠っている訳ではないんだなと思わされる、半分開いた空虚な瞳の無の表情。

そしてだんだんと、更にん!?と思わされる、身体が切断されている事がわかる様に写されていきました。

でも、全てを細かく見せてはくれないの。

うまいな〜🥶💦💦

どうなってるの💦💦😭😭‼️

って思わせてのー

父親役の西島さん‼️(史郎)

だった様な、、、

一回見ただけでこれだけの最初の映像を記憶をさせるってすごいドラマです。

本当に。

地面師以来、ドキドキハラハラさせられてます💦

史郎(お父さん)の語りで事件を解剖していくのね〜

なるほどね〜

この後も、史郎、至、史郎と杏奈の語りによって物語が進んでいきます。

途中、史郎の子供時代が田舎の美しい風景なんだけど、なぜかおどろおどろしい、その先の残酷な事件を連想させるというか….

狂気、うん、狂気だな、、!

狂気を感じされる描写がちょいちょい入ってくるのがまたすごいなと思いました。

幼少期の史郎君が、蝶🦋の標本を作るためにお腹をチョキん✂️と切るシーンも、これでサイコパスに目覚めたのか‼️⁉️と思わせます。

これも小さな狂気、、、🔥

でも、史郎はどう見ても、至くん(息子)を、想う良いお父さんにしか見えないが⁉️

良い教師にしか見えないが⁉️

どうして愛している様に見える至君を標本にしてしまったのか⁉️

というのが一話の始まりでした。

もうどんどん引き込まれて、ニャン吉達のご飯を作りながら夕方〜夜に見て、次の日の朝、仕事前のお弁当作りながら見て、その日の夜、ニャン吉を寝かせながらスマホで見て😅💦

なんとしても結末を知りたくて、早く見終えたくて😅💦

昨夜の深夜に見終えました😅

もう見終えてしまったので、

書いちゃいますが、どんでん返しのどんでん返しで🌀予想がつかない展開でした💦

人間標本を見ての1番の感想は、、

あまりに色んな事が含まれているとは思うんですけど、まず✏️

❤️父の息子の愛(本当に息子を愛していた)

💔母と娘の愛(本当は母は自分を愛していた)

の対比を感じて、ああ、母親ってやっぱり大事だなぁ、

母が子供をちゃんと愛さないといけないんだなぁ….

『ちゃんと』っていうのが抽象的なんですが、

私の思うちゃんと、とは、

やはり子供の幸せを願って、それを応援する事、

でも、この子供の幸せを願うってのが、境界線が難しくて。

とくに母は娘に対して、

自分の幸せ🟰娘の幸せ

にする傾向あるような…😱

これは父と息子もそうなのかな。

同性だとそうなるのかな。

私は、自分の母が(といっても、継母なんだけど)自分の幸せを叶える為に、私を道具にしていた事(母はその気は無くても)を思い出しました。

母に利用されていて、そこから逃れられなくて、長年苦しい思いをしたので、瑠美ちゃん(母)に杏奈ちゃん(娘)がコントロールされてしまう事は、わからないでも無いです。

(だからといってあんなに沢山の人を標本には普通は出来ないと思うから、そこはフィクション)

今の実生活でも、職場のバイトちゃん(女の子)のお母さんがちょっとメンタル崩してて、バイトちゃんが一緒に崩れていって、バイトに来なくなるパターンを何度か経験しました。

自分が思春期の時も、母と拗れている友達は何人かおり、その頃は皆絶望感でいっぱいでした。

『母と娘』は結びつきが良くも悪くもとても強くて、悪い方向に行った時、どちらかが潰れるか…

立場の弱い娘の方が潰れるのではないかと、昔の頃を思い出しました。

もう一つ、心に残った事は、私には至君と同じ年頃の長男がいます

至君が、塾の合宿に行くと言って家を出る時に、起きたばかりの史郎が、

「大変だな、いってらっしゃい」

という簡単なやり取りで送り出したシーンです。

私と夫だったら、多分荷物のチェックとか、あれは持った?これも大丈夫⁉️どこでやるの?連絡先は?など、あれこれ声をかけてしまうと思います。

だから子供がいつまでも子供のままで自立しなのか….😓

と思ってみたり。

あと、至君が、自身をオオベニモンアゲハに例えて、

「僕だって毒は持っている」

と言ったところ、

史郎は

「至もちゃんと育ってるんだな」

と喜んで微笑んでいたシーンも印象的でした。

我が子が毒を持っている、と言ったら、

え!どんな毒なの?なにそれ!😱

とその場で追求してしまう気がします。

(でも、振り返ってみると自分だって毒の中で生きていた頃もあったのに。忘れてしまうんですね。)

それを、ちゃんと育っている、と捉えて肯定してあげられる史郎の懐の深さというか、夜中の常識に囚われない自由な価値観というか…

私には持っていない包容力に良いお父さんだなぁ….🥲

と感じました。

次に感じた事は、天才、才能と狂気は紙一重というか…⚡️

そのすばらしい才能を手にした者は、その才能で輝ける瞬間もあるけども、その才能が枯渇した時に味わう絶望も光と影の様にその人についてまわる、恐ろしさを感じました。

身近な問題だと、女性の美しさや、スポーツ選手、アイドル(男女共に)、などでしょうか…

一般の特に秀でた才能がない人でも、中年のクライシス、病気、などで、光から影へ一気に、もしくは徐々に落下していきますもんね。

私も46歳。

中年の危機で、その影へ数年前から足を入れている気がします。

逆に、分からなかった部分。

まず、至がなぜあんなに簡単に、杏奈の人間標本作りに手を貸したのか。

ここの至の心理描写はあまりなかった様な気がして。

全然分かりませんでした。

杏奈をどう思っていたのか。

友達達をどう思っていたのか。

いくら亡くなっているとはいえ、友人の身体に斧を振り下ろすって相当な覚悟と思いがないと出来ないよね?

そこの至の本当の気持ちがわからなくて、これは原作を読んでみたいなと思いました。

あとは、杏奈ちゃんが終始可愛くて、子供の様で。

史郎と瑠美ちゃんからは狂気を感じましたが、杏奈ちゃんからは狂気を感じなかった…

これは演技、演出であえてそうしてるのか?

わざとそうしているのか?

狂気ではなく、ピュアだからこそ人間標本が作れたのか?

そこもよく分かりませんでした。

そんな感じで、原作をとても読みたくなってしまい、本屋に明日行ってみようと思います。📕👌

🦋*Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました